【栄養価】お酢について

料理の味付けの基本「さしすせそ」のひとつでもある「酢」。酢は4000年の歴史がある発酵調味料で、最近では健康効果も期待できると広く知られ、調味料としてだけではなく、飲むお酢としても人気が高まっています。


私も酢が大好きで、毎日大さじ1杯の果実酢を飲むのが日課。酢の物、お稲荷さん、甘酢あんかけ、マリネなどお酢を使う料理は頻繁に登場しています。


そんなお酢の健康効果や、数多く販売されているお酢の選び方をご紹介します。


◆酢の健康効果

*疲労回復

 お酢には疲労物質の乳酸の生成を抑える働きがある「クエン酸」が含まれています。運動後や力仕事での疲労はもちろん、パソコン作業による肩や首周りのこりなどの筋肉疲労にも効果があります。糖分やビタミンB1と一緒に摂取することで、酢に含まれる有機酸を効率的に機能させることができ、疲労回復効果が高まるとされています。

*腸内環境を整える

 お酢には抗菌作用があり、腸内の悪玉菌を減らす効果があります。また腸内の善玉菌は、お酢に含まれる「グルコン酸」が好物なため、善玉菌が増えて活発に活動するようになります。

*美肌

 お酢には、過酸化脂質の上昇を抑える働きや、ビタミンCを壊してしまう酵素の働きを弱めてくれる作用があるため、美肌効果があると言われます。

*血圧を下げる

 お酢に含まれる「酢酸」によって血管を広げ、血液をサラサラにすることで血圧を下げます。料理に塩や醤油の代わりに酢を使うことでさっぱりとした味わいになり、濃い味付けを避け、塩分を減らすことが出来て高血圧の方にはぴったりな調味料です。

*内臓脂肪の減少効果

 お酢には肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる働きがあります。

*血糖値の上昇を緩やかにする効果

 「酢酸」には食後の血糖値を緩やかにする働きがあります。


◆健康効果の高い酢の選び方

*原材料が「米」のみのものを選ぶ

 市販のお酢には食品添加物が入っているものがあります。醸造アルコール、合成着色料、人工甘味料などは代表的なお酢の食品添加物です。


*飲むお酢を選ぶときには、糖質の多い「果糖ぶどう糖液糖」「砂糖」と記載されているものは避ける

 健康に良いお酢を飲む時には、同時に摂取する糖質にも気を付けたいところ。美酢などに含まれる「フラクトオリゴ糖」は糖として吸収されないため、摂取後も血糖値が殆ど上がらないためおすすめです。


 私が普段愛用しているものは、下記の2種類です♬

◆果実酒  美酢(ミチョ)

 保存料無添加の100%果実発酵酢です。糖として吸収されない「クラフトオリゴ糖」を使用し、何より味が美味しかったのでここ数年愛飲しています。味も数種類あり、中でもざくろとカラマンシーがお気に入りです♬つわりっぽい時期は少し避けていましたが、今は夕食のデザート代わりに飲んでいます。

◆米酢  ミツカン 純米酢金封

 国産米だけを使って醸造し、コクと旨味が生きる深い味わいが特徴です。お料理の定番です。

 原材料:米(国産)


お酢の効果がある飲み方としては、継続的に1日大さじ1杯(15ml)飲むと良いとされています。毎日の健康習慣に取り入れてみませんか♬



nami's Vege-Fru life

野菜と果物とおいしいもの。 大切な人の健康を守る、毎日のほんの少しの積み重ね。 北海道釧路で活動するベジフルビューティーアドバイザーnamiより食材の栄養素やレシピ紹介、日々の出来事などを綴っています。

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