【栄養価】真っ赤な果実で医者いらず「トマト」(FMくしろR7.8放送分)

ここ2週間ほどで、釧路で不安になることが2件ほど起きました。

1つ目は津波警報。1歳半の子どもと実家に住む80代の母を連れて、人生初めて避難所に駆け込みました。私は、気持ちに迷いが生じた時、その場ですぐ判断することが苦手なタイプであることを自覚しているので、「万が一、注意報から警報に変わったら、すぐ避難する」ことを決めていました。結果、被害などもなく無事に日常に戻り安堵しましたが、今後もいつ発表されるかわからない避難指示に、改めて心に留めておく必要があることを再確認した出来事です。出来れば、生涯訪れないでほしい。

2つ目は、大雨による冠水。釧路では観測史上最大の1時間雨量60ミリの大雨だったそう。まさか、自宅前の道路が先頭切って冠水するとは思いませんでした…自宅前に止めてある車のエンジンを守るため、さらに自宅前に寄せました(何十cm程度ですが)。車が通るたびに波が押し寄せる…ハラハラものでした。トイレの水面はボコボコして多少ですが水しぶきが便座に飛んでるし、お風呂場も同様。後で知りましたが、釧路各所でかなりの冠水被害が生じていたとのこと。

天災をことを考えすぎると、気が滅入ってしまうのですが、度々、備えやいざという時の行動を改めて考えることが大切ですね。


今はすっかり日常を過ごしているところで、本日8月10日は、FMくしろ「レッツ!ベジたべる」の放送日です。ご紹介した野菜は、あの真っ赤なフォルムがなんだか体に良さそうな気にさせてくれる「トマト」です。



【良品の選び方】

*全体が均一に赤く、色むらがないもの。きれいな丸みを帯びた球体。

*同じ大きさなら実がずっしりと重く、皮にハリやツヤがあり、ヘタが緑でピンと張っているもの。

*均等に筋が入っていて、お尻からヘタに向かって放射線状に線が延びているもの(スターマーク)が甘みが強い傾向にあります。


【保存方法】

(冷蔵保存)

 完熟の場合はラップに包み冷蔵庫で保存。5℃以下だと味が落ちるので注意。まだ青みがかって固いものは常温保存で追熟させる。冷やしすぎると糖度が落ちるので注意。日持ちは10日ほど。 

(冷凍保存)

 「丸ごと」か「刻み」が便利。丸ごとの場合は、ヘタを取って1個ずつラップにつつっみ、ヘタの部分を下にして冷凍用保存袋に入れます。刻む場合は、粗めのみじん切りにして冷凍保存袋に入れ、平らにならして密封します。冷凍なら約1ヵ月保存が出来ます。


【栄養価】

*トマトの赤い色は、機能性成分(フィトケミカル)の一種である「リコピン」によるもの。一般的に、赤色が濃いもののほうが多く含まれており、カロテンよりも強力な抗酸化作用があります。紫外線による肌のダメージを軽減する効果や、がん予防や動脈硬化などの予防に効果が高いことがわかっています。

 *トマトの皮部分には、ビタミンCの体内活性を高める「ケルセチン」が多く含まれ、ビタミンCを含むほかの食材と合わせると美肌効果が高まります。

*健康機能成分として注目を集める「GABA(ギャバ)」も含まれ、高めの血圧を下げる機能や気持ちを落ち着かせる抗ストレス作用が期待されています。


【調理ポイント】

*リコピンは脂溶性のため、油を使って調理することで吸収率が上がります。オリーブオイルと合わせるカプレーゼは利にかなったイタリア料理。また、リコピンは、強固な「細胞壁」の中にある栄養素なので、加熱調理で細胞壁を柔らかくすることにより吸収率を高めることが出来ます。生のトマトだけに頼らず、トマト加工品を利用することも賢い選択♪ 

*皮にはケルセチンなどの薬効が多いため、なるべく剥かないで調理することがおすすめ♪


一時期、トマトを豊富に頂くことがあり、その時に試してとても便利だった「冷凍保存」。生食以上に、我が家は調理に使うことが多いため、角切りにしたトマトを凍ったまま鍋に入れて、スープやソースを作ることが主流になりました。そのため、生のトマトに半額シールが貼られていたら、躊躇なく購入!後日、ラタトゥイユやミートソース、ミネストローネetc色々な料理に大活躍です。



nami's Vege-Fru life

野菜と果物とおいしいもの。 大切な人の健康を守る、毎日のほんの少しの積み重ね。 北海道釧路で活動するベジフルビューティーアドバイザーnamiより食材の栄養素やレシピ紹介、日々の出来事などを綴っています。

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