【栄養素】冬に積極的にとりたい栄養素と食品


釧路も一段と寒さが増してきました。自宅にいても、あたたかい時間帯があまりなく、色々な暖房機を駆使してて過ごしています。買って良かったなーとつくづく思うのは、「こたつ」です。こたつのおかげで、ガスストーブや灯油ストーブを付ける時間がぐっと減りました。


外気温が下がり、体表面だけではなく内臓も冷えやすい冬におすすめの栄養素と食品をご紹介します。インフルエンザも流行っているようなので、しっかり食生活からも免疫力を上げて予防に努めましょう!


◆ビタミンA

 緑黄色野菜に多く含まれているビタミンAは、喉や鼻の粘膜や肌の状態を正常に保つ働きがあります。粘膜や皮膚はウイルスから体を守り、免疫力を高めます。

 食品:鶏レバー、豚レバー、人参、ほうれん草、春菊、干しひじき、かぼちゃ


◆ビタミンC

 抗酸化力があり、ウイルスや細菌とたたかう白血球の働きを強化し免疫力を高めてくれるビタミンC。冬の食生活では不足しがちなので、意識的にとることが大切です。

 食品:みかん、りんご、ブロッコリー、じゃがいも、牡蠣、はっさくなどの柑橘類、青梗菜、蓮根、赤ピーマン

◆カリウム

 腎臓に負担がかかりがちな冬の間、老廃物の排泄を促すカリウムの摂取が大切です。

 食品:バナナ、りんご、さといも、山芋、ひじき、大豆、鰹(生魚)


◆マグネシウム・葉酸

 体を温めるには良好な血液・血流が必要です。赤血球の組織成分であるマグネシウム・葉酸は冬に積極的にとりたい栄養素。マグネシウムは筋肉の動きを促す作用があり、寒さで硬直しがちな全身の筋肉や心臓の筋肉の動きを助けます。

 食品:マグネシウム  納豆、アーモンド、落花生、ピーナッツ、玄米

    葉酸  ほうれん草、ブロッコリー、春菊、レバー、ひよこ豆、モロヘイヤ


◆体を温め、生命力を補う食品

 薬膳や漢方の世界では、「体をあたためる・冷やす・どちらでもない食品」などと食品を分類する考え方があります。冬の間は、積極的に体を温める食品を取り入れましょう。また、冬の寒さによって衰えた生理活動を維持するため「腎」の働きを助ける食材がおすすめです。

 *辛味 体を温め、血行を良くする

  食品:加熱した生姜、山芋、ごぼう、シナモン、葱、ニンニク、にら、胡椒、山椒

 *補養 滋養強壮効果で「腎」をサポート

  食品:もち米、山芋、エビ、牛肉、羊肉、卵黄

 *黒 生殖能力や発育、ホルモンバランスに

  食品:黒きくらげ、黒ゴマ、黒米、黒豆、海藻類、椎茸、黒砂糖


 冷蔵庫で保存していた冷やご飯など、冷たい食材もなるべく温めてから食べることで体の冷えを予防できます。鍋やシチュー、おでん、ホットミルクやホットワイン(今は飲めないけれど…)など寒い時期こそより美味しく感じる温かメニューを楽しんでください♬

nami's Vege-Fru life

野菜と果物とおいしいもの。 大切な人の健康を守る、毎日のほんの少しの積み重ね。 北海道釧路で活動するベジフルビューティーアドバイザーnamiより食材の栄養素やレシピ紹介、日々の出来事などを綴っています。

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